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雇用調整助成金の申請急増 岡山県内、累計4842件

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う業績悪化で従業員を休業させた場合に国が支給する「雇用調整助成金」の申請件数が岡山県内で急増している。6月だけでそれまでの5倍近くに増え、今月はさらにペースアップ、8日現在の累計は4842件に上る。緊急事態宣言を受けた事業者の休業に加え、手続きの簡素化を含めた制度の拡充も影響しているとみられ、岡山労働局は迅速な支給に努めている。

 同局への同助成金の申請は、4月末に39件だったのが、5月末に798件、6月末には3709件に。今月に入ってからは1日で300件を超えることもあるといい、同局は「しばらくはこうした状況が続くだろう」とみている。

 これに対し、支給決定は6月末で2078件。申請に占める割合は56・0%にとどまっていたが、同局は今月1~11日を「集中処理期間」と位置付けて土曜も審査態勢を増強するなどし、8日現在で3415件の支給を決定、申請の70・5%に引き上げた。

 同助成金を巡っては、政府は特例措置として日額の上限を8330円から1万5千円に引き上げ、条件付きで助成率を拡大。申請期限も6月末から9月末に延長した。申請手続きも大幅に簡素化し、同局職業対策課は「これらが申請件数増加の要因として考えられる」とする。

 一方、事業者が同助成金を活用せず、勤務先から休業手当を受け取れない労働者を救済するため、国は新たな給付金を創設。今月7日にコールセンター(0120―221276)を設置しており、10日にも申請の受け付けを始める。

(2020年07月09日 19時28分 更新)

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