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組幹部銃撃 岡山市「警戒区域」に 特定抗争指定暴力団 4県でも発効

池田組本部事務所の玄関に特定抗争指定暴力団であることを示す標章を張る岡山県警の捜査員=7日午前11時25分、岡山市北区田町
池田組本部事務所の玄関に特定抗争指定暴力団であることを示す標章を張る岡山県警の捜査員=7日午前11時25分、岡山市北区田町
 暴力団対策法に基づく「特定抗争指定暴力団」に、関西などの6府県で指定されている山口組、神戸山口組について、岡山、鳥取、島根、愛媛の各県公安委員会は7日、4県でも新たに指定し官報で公示した。岡山市で5月に神戸山口組系池田組(同市)の幹部が銃撃され、山口組系大同会(鳥取県米子市)幹部ら2人が逮捕された事件を受けた対応。

 活動を厳しく制限する「警戒区域」には、岡山市と米子市、傘下事務所などがある松江市や愛媛県四国中央市を新たに設定した。中国四国地方で同区域の指定は初めて。

 1月に両組織を特定抗争指定暴力団に指定した6府県の公安委は7日、指定を10月6日まで3カ月延長した。うち愛知県と兵庫県の公安委は、両組織の幹部の会合や居宅の移転が確認された愛知県あま市と兵庫県南あわじ市を警戒区域に追加。警戒区域は現在の6府県10市から10府県16市に増えた。

 指定の発効により警戒区域で組員らはおおむね5人以上での集合や組事務所の使用などが禁止され、違反すれば警察が逮捕できる。各公安委は3カ月ごとに更新する必要があり、抗争が終結するまでは解除されない。

 岡山市で使用禁止の対象となる事務所は神戸山口組9カ所、山口組1カ所。池田組本部事務所には7日午前、岡山県警の捜査員が立ち入り、特定抗争指定暴力団であることを示す標章を玄関などに張り付けた。

 岡山市での銃撃事件は5月30日に発生。池田組幹部(58)=四国中央市=が腹部を撃たれ重傷を負い、岡山県警は殺人未遂などの疑いで大同会幹部(52)ら2人を逮捕。6月29日には池田組と大同会の本部事務所などの使用を制限する本命令が出されている。

(2020年07月07日 12時46分 更新)

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