山陽新聞デジタル|さんデジ

岡山県文化賞に塩津氏、久保園氏 芸術、学術で貢献

塩津容子氏(左)と久保園芳博氏
塩津容子氏(左)と久保園芳博氏
 岡山県は6日、地域文化の向上に貢献した個人・団体をたたえる2020年度の「県文化賞」の受賞者を発表した。芸術部門は漆芸家の塩津容子氏(73)=総社市総社、学術部門は岡山大異分野基礎科学研究所教授の久保園芳博氏(60)=岡山市北区学南町=を選んだ。

 塩津氏は漆面に朱漆で文様を描き、その上に透明な漆をかけて仕上げる独自技法「描蒟醤(かききんま)」を継承する第一人者として高い評価を得ており、日本伝統工芸中国支部展の最高賞・金重陶陽賞や山陽新聞賞(文化功労)などを受賞した。備中うるし利活用協議会会長として、漆芸の普及や後継者育成にも尽力している。

 久保園氏は九州大大学院理学研究科博士課程修了。フラーレンといった新たな炭素物質の超電導研究や、電気の流れを制御する有機トランジスタの開発などで、世界的に評価される業績を挙げてきた。16年に設立された岡山大異分野基礎科学研究所では、初代所長を務め、研究所の運営を軌道に乗せた。

 表彰式は13日にルネスホール(岡山市北区内山下)で行う。受賞者は今回を含め、155人9団体となった。

(2020年07月06日 14時15分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ