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巨人OBスカウトに浅野さん就任 金の卵発掘で「恩返しできれば」

投球を指導する元巨人の浅野智治さん(奥)。OBスカウトとして有望選手の発掘を目指す=総社市
投球を指導する元巨人の浅野智治さん(奥)。OBスカウトとして有望選手の発掘を目指す=総社市
 プロ野球・巨人などでプレーし、現在は出身の総社市で少年野球の指導に当たる浅野智治さん(49)=岡山南高出=が巨人の「OBスカウト」に就任した。地域の有望な小中学生らの情報を集め、正規スカウトに提供する。「育ててもらった巨人に恩返しできれば」。元プロの確かな目と地元の人脈を生かし、育成選手から羽ばたいたソフトバンクの千賀滉大や甲斐拓也のような“金の卵”の発掘を目指す。

 OBスカウトは巨人が今年スタートさせた制度で全国に21人配置。岡山を担当する浅野さんは高校時代、甲子園には立てなかったが、140キロ台後半の速球を誇る本格派右腕として評価され、野茂英雄氏、佐々木主浩氏らで注目された1989年ドラフト会議で巨人から6位指名を受けた。

 現役生活は近鉄(現オリックス)1年を含む9年間。引退後は古里に戻り、父が営む建設業を手伝う傍ら、小中学生に投球や打撃の基本を教える野球塾を15年ほど前にオープンした。倉敷商高から昨年、楽天入りした引地秀一郎は小学生時代に通っていたという。

 数多くの選手を見てきた中、伸びるのは「ぶれない子、群れない子だ」と語る。技術面はもちろん、練習への取り組み方や性格など試合だけでは判断しにくい部分を含めて調査し、将来のドラフト戦略につなげていく重責を担う。高校と巨人の大先輩で、通算犠打の世界記録を持つ川相昌弘氏を引き合いに「川相さんみたいに1軍で長く活躍できる選手を見つけたい」と意気込む。

 OBスカウトには、他に山梨県の四條稔氏、富山県の石毛博史氏、福岡県の岸川勝也氏らが名を連ねた。

(2020年07月01日 20時44分 更新)

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