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新見の羅生門 禁止区域を一部解除 壮観なアーチの見学より近くから

国天然記念物・羅生門で、立ち入り禁止区域の一部解除に伴い看板を移動させる市職員
国天然記念物・羅生門で、立ち入り禁止区域の一部解除に伴い看板を移動させる市職員
 数十万年前にできたとされる石灰岩アーチの国天然記念物・羅生門(新見市草間)で1日、落石などのために規制していた立ち入り禁止区域の一部が解除される。より近くから高さ約40メートルの壮観なアーチを見学できるようになり、観光誘客が期待される。

 羅生門は鍾乳洞が一部を残して陥没し、四つのアーチが約100メートルにわたり連なる。2017年8月にアーチの奥側で落石が発生し、第1展望台から先の立ち入りを禁止に。18年6月にも最も入り口に近い「第1門」から直径約1メートルの落石があり、翌月の西日本豪雨では遊歩道の土砂が流出した。

 その後は落石などが確認されていないことから、昨夏発足した羅生門の保護と活用を考える官民の協議会に諮り、第1門の手前25メートルまで立ち入りできるよう禁止区域の一部解除を決めた。

 29日には市教委生涯学習課の職員3人が禁止区域を示した看板(縦1・4メートル、横0・6メートル)を移動させるなど準備。地元の住民組織・羅生門を守る会(山田誠一会長)も事前に遊歩道や周辺の草刈りなどを行った。

 同課は「一部解除によってアーチを見上げるように見学でき、壮観な姿が楽しめる。遊歩道など足元の悪い場所もあり、歩きやすい服装、靴で訪れてほしい」としている。

(2020年06月30日 19時17分 更新)

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