山陽新聞デジタル|さんデジ

鉄道の変遷と街の歩み紹介 岡山シティミュージアムで企画展

昭和初期の岡山の鉄道網と街並みが描かれた屏風
昭和初期の岡山の鉄道網と街並みが描かれた屏風
京橋の架け替え工事の写真
京橋の架け替え工事の写真
 岡山の鉄道の変遷とそれに伴う街の歩みを紹介する企画展が、岡山市北区駅元町の岡山シティミュージアムで開かれている。昭和初期の市街地を描いた屏風(びょうぶ)や、鉄道開通を伝える新聞記事など同館や市立中央図書館(同二日市町)所蔵の史料38点を展示。街が鉄道とともに発展してきた歴史を知ることができる。8月2日まで。

 目玉は、商業画家の吉田初三郎(1884~1955年)が1932年に描いた「岡山市鳥瞰(ちょうかん)図屏風」。図は同市で同年開催された観光博覧会のパンフレットに使われ、岡山城や県庁など市中心部の街並みと、東西南北に延びる路線や駅名を細かく記している。岡山市の後楽園―西大寺、倉敷市の茶屋町駅―下津井を結ぶ旧軽便鉄道も描かれている。

 昭和天皇の岡山巡幸(1947年)に合わせて作られた市街地の屏風もある。現・大元駅の場所には新岡山駅の文字があり、東京―下関間を結ぶ戦前の高速鉄道計画で新岡山駅を作る“幻の構想”が戦後も生きていたことをうかがわせる。

 1891年に岡山まで初めて鉄道が延びたことを知らせる山陽新報(現山陽新聞)の複写も展示。岡山駅に見物人が押し寄せた様子が記事化され、木版画で刷られた岡山駅の外観図も添えている。

 このほか、京橋の架け替え工事の写真、戦後の桃太郎通りの拡張工事を映した動画も見ることができる。

 岡山市では現在、市中心部を走る路面電車の延伸環状化や、JR桃太郎線(吉備線)のLRT(次世代型路面電車)化が計画されている。岡山シティミュージアムの飯島章仁館長補佐は「過去の鉄道の歴史を知りつつ、これからの電車や鉄道網の在り方を考えてみては」と話している。

 午前10時~午後6時。月曜休み(29日は開館)。一般310円、大学生・高校生210円、中学生以下と65歳以上は無料。問い合わせは同ミュージアム(086―898―3000)。

(2020年06月27日 18時14分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ