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岡山のフリーアナが朗読グループ 語り生かし文学紹介 7月に初公演

本番に向け、読み合わせの練習に励むメンバー=12日、吉備路文学館
本番に向け、読み合わせの練習に励むメンバー=12日、吉備路文学館
 岡山県内を中心に活動するフリーアナウンサーら14人が朗読グループ「桃太郎の姫はなぜいない?」を結成した。仕事で培った語りを朗読に生かし、多くの人に文学作品に触れてもらうのが狙い。5月からオンラインで動画を投稿しており、7月11日に吉備路文学館(岡山市北区南方)で開かれる初公演では、岡山にゆかりのある作品を読み聞かせる。

 メンバーは地元テレビ局の元アナウンサーやラジオパーソナリティー、司会業などの女性。東日本大震災の被災地を支援するため朗読会を開いているRSK山陽放送の元女性アナウンサーグループが、朗読の輪を広げようと昨年11月に立ち上げた。

 初公演は5月に予定していたが、新型コロナウイルスの影響で中止となった。そのため現在は、メンバーが英国童話の「ジャックと豆の木」や芥川龍之介の「蜘蛛(くも)の糸」などを読みつなぐ「朗読リレー」の動画を作り、グループのフェイスブックで発信している。

 7月11日の初公演は、吉備路文学館の特別展の関連行事として行う。県ゆかりの文学者とスポーツを題材にした作品の特別展のため、出演するメンバー8人は、岡山市出身の作家・小暮夕紀子さんの「暴走じいちゃん―野球編」や同市出身の児童文学作家・坪田譲治(1982年没)の「新しいパンツをはいて」などスポーツにまつわる5話を披露する。

 今月12日には同館に集まって読み合わせの練習に励んだ。それぞれが自分のパートや読み方を確かめながら、感情豊かに一節を読み上げていた。

 メンバーの遠藤寛子さんは「当日は物語に合わせたキーボードの生演奏もあり、朗読とのコラボレーションも楽しめるはず。コロナ禍で世の中は閉塞(へいそく)感が漂うが、明るい気持ちになってほしい」と話している。

 時間は午後1時半~3時。定員60人。入館料(一般400円、高校大学生300円、小中学生200円)が必要。問い合わせは吉備路文学館(086―223―7411)。

(2020年06月25日 12時09分 更新)

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