山陽新聞デジタル|さんデジ

出水期前 鉄製ゲート・陸閘を点検 岡山県、対応手順を確認

陸閘の閉鎖作業に当たる請負業者の作業員ら
陸閘の閉鎖作業に当たる請負業者の作業員ら
 岡山県は6日夜、高梁川増水時に市街地への水の流入を防ぐため、高梁市落合町近似の国道313号に設けている「陸閘(りっこう)」の点検と操作訓練を行った。梅雨や台風で災害が起きやすい出水期を前に、対応手順を確かめた。

 訓練は、高梁川の水位が陸閘の閉鎖基準となる氾濫危険水位(4・8メートル)に達したとの想定で実施。午後10時から一帯の国道を全面通行止めとし、県、同市職員、請負業者の約30人が作業に当たった。

 国道脇に収納された鉄製ゲート(高さ2・5メートル、厚さ0・5メートル、長さ10・5メートル)を引き出すため、作業員が路面下のレールを覆うふたを外し、溝に積もった土砂を撤去。ゲートの開閉ハンドルを回して閉鎖した。作業は約30分で完了し、その後に元に戻した。

 2018年の西日本豪雨後の点検では、レールにゆがみやさびがあり、ゲートが動かないことが判明。県は昨年6月に修理し、年1回の点検と訓練を定めた。

 県は6日、作業時間の短縮に向け、本年度中にレールの溝をなくすなどの陸閘の改良工事を行うことも明らかにした。県備中県民局高梁地域管理課は「迅速に閉鎖できるよう万全の体制を整え、住民の安心安全につなげたい」と話した。

(2020年06月07日 19時49分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ