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口元見え「分かりやすい」 岡山聾学校 フェースシールド好評

フェースシールドを着用して授業する岡山聾学校の教員(中央)
フェースシールドを着用して授業する岡山聾学校の教員(中央)
 今月から授業を再開した岡山聾学校(岡山市中区土田)で、新型コロナウイルス感染拡大のリスク低減を図りながら、耳が不自由な児童生徒のことも考え、口元の見える透明なフェースシールドやマスクを教員が着用している。生徒からは「話している内容が分かりやすい」と好評だ。

 同校は小学部から高等部に約60人が在籍。コミュニケーションを取る手段として、手話のほかに相手の口の動きから会話の内容を読み取る児童生徒も多い。そういった子どもたちへの配慮から、透明のマスク180個を業者から購入していたが、卒業生が勤める縁で三菱自動車水島製作所(倉敷市水島海岸通)からフェースシールド200個の寄贈を受け、再開した1日以降、体育を除く授業で教員が透明なシールドやマスクを使っている。

 聴覚障害のある教員もおり、職員会議などでも活用。児童生徒も原則着用しているが、感染リスクへの心配などから通常のマスクを併用する場合もある。

 3日には高等部の国語や木工実習、中学部の数学の授業などで使用した。国語の授業でシールドを着用した高等部1年の生徒さん(15)は「普通のマスクだと会話の内容が分かりにくい。着け心地も問題なく、授業にも集中できる」と満足そうに話した。

 石井敦子副校長は「コミュニケーションも取れるフェースシールドは、聾学校で飛沫(ひまつ)感染を防ぐのに適していると思う。当面の間は使っていきたい」と話す。

(2020年06月06日 20時05分 更新)

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