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池田組事務所の使用制限 岡山県警が仮命令

使用制限の標章が張られた池田組の本部事務所=5日午前10時32分、岡山市北区田町
使用制限の標章が張られた池田組の本部事務所=5日午前10時32分、岡山市北区田町
 岡山市北区田町、特定抗争指定暴力団神戸山口組系池田組の男性幹部(58)=愛媛県四国中央市=が組事務所近くで銃撃され、特定抗争指定暴力団山口組系大同会(鳥取県米子市)の幹部岸本晃生容疑者(52)=同市古豊千=が銃刀法違反容疑で逮捕された事件を受け、岡山県警は5日、暴力団対策法に基づき池田組の本部事務所の使用を制限する仮命令を出した。組事務所の使用制限は中国地方で初めて。

 岡山県警は、事件を山口組と神戸山口組の対立抗争と判断、使用制限によって抗争激化の抑止を図る。鳥取県警も同日、大同会と傘下組織の事務所計3カ所について仮命令を発出。

 岡山県警によると、仮命令では多数の組員の集合をはじめ、抗争に向けた連絡や凶器保管のために事務所を使用することを禁止する。効力は19日までの15日間。県公安委員会は今後、組関係者から意見聴取し、3カ月間の本命令を出すかどうか判断する。

 5日午前、池田組事務所に県警の捜査員十数人が立ち入り、使用制限の標章を出入り口に張り付けた。組織犯罪対策2課は「抗争の封じ込めを図るとともに、通学路の警戒強化などで県民の安全確保に努めたい」とのコメントを出した。

 県警はまた、池田組事務所がある岡山市について、組員らが5人以上で集まることなどを禁じる「警戒区域」への指定も視野に情報収集を進める。

 銃撃事件は5月30日午後に発生。男性幹部が腹部に銃弾1発を受けて重傷を負い、現場から逃走する車両に接触した池田組の男性組員(62)も負傷した。捜査関係者によると、岸本容疑者は銃撃を認める趣旨の供述をしている。

(2020年06月05日 12時19分 更新)

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