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チームメートを応援歌で鼓舞 ファジ椎名、インスタで動画配信

インスタで仲間を鼓舞するGK椎名
インスタで仲間を鼓舞するGK椎名
 「レッツゴー 俺たちの 上田康太」「赤嶺ゴール 赤嶺ゴール」―。J2ファジアーノ岡山の盛り上げ隊長が、選手一人一人の応援歌を熱唱する。インスタグラム(会員制交流サイト)を通じてチームメートへ元気を届け続けているのはGKの椎名一馬。「みんな頑張れよ!」との思いを込めた動画配信は、新型コロナウイルス感染拡大による活動休止期間中の5月上旬にスタートし、ほぼ毎日追加している。

 ファジアーノ一筋12年目の33歳。自身は、実は故障で戦列を離れている身だ。右膝の大けがで4月に手術し、全治は6カ月に及ぶ。そんな状況にあっても熱い男に変わりはない。政田サッカー場(岡山市)での練習に自らは加われないものの、リハビリ機器をピッチのそばまで持ち出し、体を鍛えながら仲間を叱咤(しった)激励する。

 同い年のDF後藤は頭が下がる思いだという。「応援されて気持ちが上がった。チームを良い方向に持っていこうとする行動やパワーは本当に頼もしい」と。ふがいない試合後や連敗中、昇格の望みが消えた時…。これまでのシーズンも「苦しいときこそ自分が盛り上げないといけない」とトレードマークの声を張り上げて鼓舞してきた。

 Jリーグ通算出場は3試合にとどまる。それでも、チームになくてはならない背番号1だ。コロナで応援機会を奪われる中、動画で勇気づけられるサポーターは少なくないだろう。同級生の記者も奮い立たされている。

 応援歌は、あとわずかで全選手分を一通り歌い終える。リーグ再開まで3週間。これからどんな“秘策”でパワーを注入してくれるのか、楽しみにしたい。

(2020年06月05日 11時42分 更新)

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