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教員採用試験 内容変更で「時短」 県教委、教養や小論文取りやめ

 岡山県教委は4日、新型コロナウイルスの感染防止策として受験者が会場に滞在する時間を短くするため、2021年度の教員採用試験の内容を大幅に変更すると発表した。1次試験の教養や2次の小論文などを取りやめる。

 7月4、5、11日の1次は、試験室の換気を徹底すると騒音が響く場合もあるため、専門試験のうち中高の英語のリスニングも行わず、各教科の専門試験と面接のみとする。会場は当初予定の6カ所から10カ所にし、受験者の密集を避ける。

 2次は小論文のほか、密接になりやすいグループワーク、体育実技で中高の武道(柔道、剣道)やダンス、小学校体育も中止し、面接や模擬授業などに絞る。会場の都合で試験日程も変更する。

 受験者にはマスクの着用を求め、試験会場で検温や手の消毒の協力を呼び掛ける。

 文部科学省によると、新型コロナの影響で全国の採用試験で教養試験や実技、面接をなくすなどの措置が相次いでいるという。

 県教委は中止になった試験の代替措置を取る予定はなく、教職員課は「感染予防のためとはいえ、能力を測る上で必要な試験だっただけに苦渋の決断。専門試験や面接などを通じて教員の適性を見極めたい」としている。

 岡山市教委は、現時点で1次試験を7月4、11、12日に行う予定で試験内容も変わりないが、新型コロナの感染拡大の状況によっては変更する可能性もあるとしている。

(2020年06月04日 21時28分 更新)

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