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「次はぼくたちが応援する時」 日航支店へ川辺小児童メッセージ

川辺小児童から日本航空岡山支店に届いた応援メッセージ
川辺小児童から日本航空岡山支店に届いた応援メッセージ
 西日本豪雨で被災した倉敷市立川辺小(同市真備町川辺)の児童が、新型コロナウイルスの影響で需要が落ち込んでいる日本航空(JAL)に応援メッセージを届けた。被災地支援をきっかけとした“贈り物”に社員らは感銘を受け、4日から岡山桃太郎空港に展示する。

 「私たちもJALの皆さんも大変ですが、力を合わせて頑張りましょう」「次はぼくたちが応援する時です」―。メッセージは5年生の有志36人が心を込めてつづり、5月下旬にJAL岡山支店(岡山市北区柳町)へ贈った。

 同支店は昨年12月、被災しプレハブ校舎で過ごしていた同小児童を元気づけようと、紙飛行機教室を開催。今年1月に復旧した元の校舎に約1年半ぶりに戻った際には、JAL社員が見守る中で児童が復興への願いを記した手作りの紙飛行機を飛ばし、交流を深めてきた。

 子どもたちが航空業界の苦境を知ったのは4月。朝会で本紙記事などを読み、男子(10)らが「大変な時に応援と勇気をくれたJALの皆さんに感謝とパワーを送りたい」と声を上げた。新型コロナの影響で登校が制限される中、朝会や自宅学習の時間を使い自主的に準備したという。

 本多卓郎校長は「被災して支援を受けることが多かったが、災害と疾病の流行を経験する中で他人の力になることへの意識が芽生え始めた」と語り、同支店の比嘉正臣リーダーは「子どもたちの純粋な気持ちに感激した。コロナが収束したら安心して飛行機に乗ってもらえるよう万全の準備をしたい」と話している。

(2020年06月03日 20時28分 更新)

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