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待機児童解消に期日示せず 倉敷市 市長、幼保無償化やコロナ影響

伊東市長(右)の傍らで、会見の内容を伝える手話通訳者
伊東市長(右)の傍らで、会見の内容を伝える手話通訳者
 倉敷市の伊東香織市長は3日の記者会見で、3月末の目標を達成できなかった「待機児童ゼロ」について、新たな期日はまだ示せないとの認識を示した。

 市長は、昨年10月に始まった幼児教育・保育無償化制度▽就労を希望する人の増加▽新型コロナウイルスで影響を受けている経済―といった保育を巡る状況を挙げ、目標達成に向けた「計画を立てられていない」と説明。待機児童の解消を引き続き目指すものの、「何年までにとはまだ言えない」と述べた。

 4月までに「待機児童ゼロ」の目標を達成できなかった岡山市は、2022年4月までに解消する新たな目標を掲げている。

 また、4期目最初の本格編成となった補正予算案について、「公約の『災害からの復興と未来に向かうまちづくり』の事業など積極的な予算組みをしたつもり。市民生活の向上と安全対策に力を入れた」と述べた。

 ■手話通訳、市長会見に初導入 聴覚障害者へ配慮

 倉敷市は3日、伊東香織市長の定例会見で初めて、手話通訳者を配置した。新型コロナウイルスの影響でマスク姿の首長が全国で増える中、口の動きで内容を読み取る聴覚障害者への配慮を求める声が上がっていた。

 市長の傍らに、透明のフェースシールドを着けた手話通訳者(市非常勤職員)が立ち、会見の内容を手話で伝え続けた。また市長は、口の動きを見てもらえるようにと、会見冒頭でマスクを外した。

 市は、市長と手話通訳者を同じ画面に収めた会見の動画を撮影しており、近く公式ウェブサイトにアップする。市は5月中旬、聴覚障害者の当事者団体から会見での配慮を求める要望を受けていた。

(2020年06月03日 20時07分 更新)

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