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県内全44ダムで事前放流可能に 県と岡山市が治水協定締結へ

事前放流に関する協定が近く締結される黒谷ダム
事前放流に関する協定が近く締結される黒谷ダム
 岡山県は2日、県管理の2級水系・笹ケ瀬川水系にある黒谷ダム(岡山市北区河原)について、水害に備えて事前放流を可能にする治水協定を、ダムを管理する岡山市と近く締結することを明らかにした。県内の1級水系のダム43カ所は既に治水協定が結ばれており、今年の出水期から44カ所の全ダムで事前放流ができるようになる。

 事前放流は、台風や豪雨などの水害で河川の水位上昇が見込まれる場合、利水目的の水を一部流してダムの空き容量を増やす対応。協定には、事前放流を行う基準や放流量▽緊急時の連絡体制▽情報共有の在り方―などを盛り込み、気象庁からの情報などを基に県が岡山市に事前放流を促すことができる。

 1級水系のダム43カ所は先月29日、国や県、関係市町などが同様の協定を締結した。県内のダムは、このほかに黒谷ダムしかない。

 県河川課は「事前放流は下流域の洪水被害の低減につながる。実際の運用面でのバランスを取りながら、市と連携して安全性の確保に努めたい」としている。

(2020年06月02日 21時57分 更新)

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