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職人の技 麦わら帽子作り本格化 笠岡、「いつも通りの夏」願い

夏本番を前に本格化している麦わら帽子作り
夏本番を前に本格化している麦わら帽子作り
 夏本番を前に、笠岡市の帽子メーカーで麦わら帽子作りが本格化。職人たちが手作業で縫製や飾り付けなどに追われている。

 メーカーは笠岡市小平井の石田製帽。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて取引先が臨時休業したため4月半ばから生産を止めていたが、5月18日に再開。職人たちは麦わらなどで編んだひもを渦巻き状に縫ったり、リボンなどの装飾を施したりしている。

 今夏は、新型コロナによる需要減を見据え、例年に比べて2割程度少ない約1万個を生産予定。デザインや色合いの違う約200種類があり、価格は1、2万円台が中心という。石田勝士社長(52)は「大勢の人が帽子をかぶって外を出歩けるような状況に戻ることを願いながら頑張りたい」と話している。

 岡山県南西部の井笠地域はかつて、麦わらをひも状に編んだ「麦稈(ばっかん)真田」の産地で、麦わら帽子作りが地場産業として発展した。

(2020年06月02日 20時11分 更新)

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