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ホタル観賞 3密避けて 県内各スポット呼び掛け、祭りは中止

真庭市北房地域の備中川で黄色い光線を描くゲンジボタル=2019年6月
真庭市北房地域の備中川で黄色い光線を描くゲンジボタル=2019年6月
 もうすぐ初夏の風物詩、ホタルの本格的なシーズンを迎える。新型コロナウイルスの感染収束が見通せない中、岡山県内の観賞スポットでは、6月上旬から中旬にかけて開かれる恒例の観賞会や祭りが相次いで中止となっている。ただ、多くのスポットでは散策を楽しむのは自由とし、他人と距離を取るなど感染防止対策の徹底を呼び掛けている。

 今年も大谷川(美作市)でホタルが飛び始めたが、例年、5月末か6月初めの週末、同市営駐車場で開かれる「湯郷ホタル祭り」の実施は見送った。シーズン中の市営駐車場の夜間無料開放も取りやめ。湯郷温泉観光案内所は「集客を促すことは控えようということになった」と話す。

 ほかにも、高梁市の神楽の里でホタルまつり、漫画の郷大神楽&川合ほたる祭、宮部上ホタルまつり(津山市)、大山川ほたるまつり(美咲町)、宇内ホタル祭り(矢掛町)、山南ホタル祭り(岡山市)などが軒並み中止になった。

 いずれも、見物客による3密(密集、密接、密閉)を生み出す可能性があることが主な理由。さらに外出自粛の中でイベント準備のために関係者が集まって話し合う機会を持てなかった状況もあったという。

 一方、多くのスポットでは観賞は自由という立場。「ホタルの里」として知られる真庭市北房地区の備中川でも関連イベントはないが、同市北房振興局の駐車場は利用可能。笛吹川歌碑公園(久米南町)で毎年祭りを企画している住民グループの中島克憲さんは「公園の掃除などをして出迎える準備はしている。初夏の幻想的な雰囲気を楽しんでもらえたら」と話している。

(2020年05月29日 10時35分 更新)

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