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金山寺 防火体制不備で改善命令 火災報知器の配線断絶、作動せず

岡山市消防局から改善命令を受けた金山寺の山門
岡山市消防局から改善命令を受けた金山寺の山門
 岡山市北区金山寺の金山寺が、三重塔(県重要文化財)と山門(同市重要文化財)の防火体制に不備があるとして同市消防局から改善命令を受けていたことが28日、分かった。同寺は2012年に国重要文化財の本堂を火災で失っている。

 ともに消防法で設置が義務付けられている自動火災報知器の配線が断絶して作動しない状態だった。消防局は約20年前に問題を把握。40回以上指導、警告してきたが是正されず、命令を出した。8月27日までに改善するよう命じている。

 同寺は奈良時代の749年創建とされる古刹(こさつ)。県内最大規模の三重塔は江戸中期に建てられた。山門は入り母屋造りで、江戸初期に建立された。

 2012年の火災では、桃山時代再建の本堂が全焼。県重要文化財の木造阿弥陀如来坐像(ざぞう)も焼失した。

 岸本賢信住職は「費用の捻出が難しく先送りにしてしまっていた。岡山市や県と相談し早急に対応したい」としている。

(2020年05月29日 08時00分 更新)

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