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美作の工房、アマビエ焼き物制作 コロナ鎮め湯郷温泉街を元気に

出来上がったアマビエ(手前)の焼き物を前に新型コロナの収束を願う尾高さん(左)と井上さん
出来上がったアマビエ(手前)の焼き物を前に新型コロナの収束を願う尾高さん(左)と井上さん
 疫病を鎮めるとされる半人半魚の妖怪、アマビエをデザインした焼き物づくりに美作市湯郷の工房が取り組んでいる。一部は湯郷温泉街に展示しており、陶芸家は、新型コロナウイルス感染拡大で大きな打撃を受けた温泉街を元気づけたいと制作に励んでいる。

 観光客ら向けに陶芸体験などを行っている「永生与(とおと)窯」の尾高美紀さん(55)と井上美紀さん(57)。3月中旬以降、予約キャンセルが相次ぎ、4、5月の休業を決めた一方、アマビエが話題になっていることを知り、制作に乗り出した。

 長い髪、菱形の目、くちばしのような口、下半身のうろこといった特徴が引き立つよう、信楽焼の土を使って試行錯誤。4月下旬、置物や笛、キーホルダーといった小物約50体を完成させた。市内の道の駅で販売したほか、温泉街の常夜灯12カ所に展示している。

 5月中旬からは約20体を制作中。さらに今後、30センチ程度の大きさのアマビエも焼き上げる。目を閉じて両手を合わせて収束を祈るオリジナルのデザインを考案したほか、湯郷温泉街をPRするご当地デザインも検討する。

 尾高さんは「休業を余儀なくされる中、新型コロナの収束を願いながら作った。手に取った人が『かわいいね』とくすっと笑ってもらえたらうれしい」話す。販売は1体800円から。

 問い合わせは永生与窯(0868―72―3636)。

(2020年05月28日 18時06分 更新)

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