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倉敷市 災害ハザードマップ改訂 見直しの浸水想定区域など反映

改訂した「洪水・土砂災害ハザードマップ」(真備・船穂地区)
改訂した「洪水・土砂災害ハザードマップ」(真備・船穂地区)
倉敷市 災害ハザードマップ改訂 見直しの浸水想定区域など反映
 倉敷市は、災害のリスクや避難所情報を伝える「洪水・土砂災害ハザードマップ」を改訂した。西日本豪雨を踏まえて市が設けた洪水時の緊急避難場所をはじめ、国や県が見直した浸水想定区域、土砂災害警戒区域などを盛り込んだ。梅雨期を前に、市は対策への活用を呼び掛けている。

 マップ(A1判)は、倉敷(北・南部)▽児島▽水島▽玉島▽真備・船穂―の地区ごとに作製。河川の氾濫で堤防が決壊し浸水が想定される区域を、浸水深が「0・5メートル未満」「5メートル以上」など4段階で色別に表示した。

 浸水想定区域は、国、県がより詳細な地形データを反映させて再計算した。その結果、柏島小周辺が新たに入り、福田地区の大部分や郷内公民館周辺が外れるなど、一部エリアで変更があった。

 土砂災害関連では、県の追加指定(2019年)を受け、最も危険な特別警戒区域を赤色で、警戒区域を黄色で掲載している。

 一覧表には、洪水や土砂災害、高潮、地震など法律に基づく災害種別ごとの指定避難所・指定緊急避難場所に加え、市が独自の基準で定めた洪水時の緊急避難場所(計57カ所)も示した。

 緊急避難場所は浸水想定区域外に避難する余裕がない場合に一時的に利用できる。19年に59の公共施設を定めたが、新たに庄中が加わった。一方、今回の見直しで第二福田、第四福田、呉妹の3小は同区域外となり、洪水時の指定避難所・指定緊急避難場所に位置付けられた。

 このほか、防災重点ため池538カ所を新たに盛り込んだ。

 市はマップの改訂版を広報紙5月号に添付し全戸に配った。市危機管理課は「日頃から自宅や職場の災害リスクを確認し、自分と家族、同僚の命を守るための対策を考える材料にしてほしい」としている。

(2020年05月31日 19時29分 更新)

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