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和菓子を食べて“旅気分”を 全国の菓子店連携、文近堂が参加

文近堂が販売する「旅する和菓子」
文近堂が販売する「旅する和菓子」
将棋の駒をかたどった「大山名人 駒らくがん」
将棋の駒をかたどった「大山名人 駒らくがん」
 新型コロナウイルスの影響による売り上げの減少をカバーしようと、全国の菓子店が連携し、互いの商品を組み合わせた「旅する和菓子」を販売している。岡山県内からは文近堂(倉敷市高須賀)が参加し、同店の干菓子と、東北や北陸の銘菓3種を詰め合わせた。旅行の手控えに伴う土産需要の減退を共同で乗り切ろうとしている。

 同店によると、菓子は旅行の土産品として観光地や駅などで購入されたり、茶席で出されたりするため、外出自粛により打撃を受けている店が多いという。こうした状況を受け、「旅する和菓子」は蜜屋本舗(呉市)の明神宜之常務(37)が「本来は地元に行かなければ買えない菓子の店」に声を掛け、実現した。各店が自社商品と他店の菓子数点をセットにして販売する。

 文近堂は、2代目店主の大崎喬寛さん(34)が明神さんと東京の製菓専門学校で同級生だった縁で参加。将棋の故大山康晴15世名人=倉敷市出身=の筆跡入りの駒をかたどり、香川県産の和三盆で仕上げた「大山名人 駒らくがん」を出品した。伊勢屋(福井県)の水菓子セット、高千代(岩手県)のハックルベリーのどら焼き、かにや(埼玉県)のドライフルーツ入りようかんと詰め合わせ、22日から販売している。価格は2280円で数量限定。文近堂以外の3店も同じ組み合わせで取り扱う。

 今後もセット内容を変えた第2弾も検討しており、大崎さんは「思うように出掛けられない状況が続くが、自宅で旅行気分を味わい、落ち着いたら、ぜひ足を運んでもらいたい」と話している。

 文近堂の営業時間は午前9時~午後7時。水曜、第2火曜定休。問い合わせは(086―482―0986)。

(2020年05月28日 11時09分 更新)

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