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玉野市 家庭ごみ有料化1年延期 新型コロナ影響、説明会開催困難

家庭ごみ有料化に向けて今年1月に中学校区単位で開いた説明会。今後は町内会単位でも予定しているが、新型コロナウイルスの影響で開催が見通せない
家庭ごみ有料化に向けて今年1月に中学校区単位で開いた説明会。今後は町内会単位でも予定しているが、新型コロナウイルスの影響で開催が見通せない
 玉野市は2020年度末の実施を目指していた家庭ごみ有料化を1年延期する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、事業者との調整に通常より時間を要している上、制度を周知するための市民説明会の開催も難しいため。22年4月の実施に向けてスケジュールを見直す。

 19年度に見直した市一般廃棄物処理基本計画では、1人1日当たりのごみ排出量が県内ワーストを争う現状から、家庭ごみ有料化制度の導入を明記した。市は、関係者らによる市廃棄物処理手数料改定検討会議を設置して、1月の地域説明会やパブリックコメント(意見公募)を踏まえて実施計画を策定し、6月定例市議会で条例改正を提案する方針だった。

 しかし感染拡大の影響で、検討会議が開けないなど制度はまだ固まっておらず、指定袋の作製や資源化物の拡大などに必要な事業者との打ち合わせも進まない。9月ごろから町内会単位で予定する説明会も確実に開ける保証はなく、20年度中に準備を整えるのは極めて困難だ。

 22日の市議会厚生委員会で報告された新スケジュールは、実施計画策定を12月まで先送りする。その上で来年3月の定例市議会に条例改正と予算案を提案し、1年掛けて指定袋などを準備して市民への説明も行う。

 委員からは「1年が無駄にならないよう、しっかり準備を」「できるだけ分別を進め、減量化が図れる制度にしてほしい」といった意見が出た。

 市環境保全課は「周知するためにも、開始時期は年度当初とした。きめ細かく市民説明会を開き、理解を得た上で有料化をスタートさせたい」としている。

(2020年05月26日 15時23分 更新)

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