山陽新聞デジタル|さんデジ

醍醐桜、星に包まれ 静寂の中にたたずむ巨木

東の空に横たわる天の川と新緑の醍醐桜=23日午前1時20分ごろ(45秒露光)
東の空に横たわる天の川と新緑の醍醐桜=23日午前1時20分ごろ(45秒露光)
 あの木に会いたくなった。

 醍醐(だいご)桜(真庭市別所)。標高約500メートルの丘に立つアズマヒガンの巨木。樹高約18メートル、幹回り約7メートル、四方への枝張りは約20メートルに及ぶ。

 この古木に見守られ寄り添うように、時代を刻んだ墓石が並ぶ。桜を愛(め)でる人は替わっても、樹齢千年ともいわれる悠久の時を生き、静寂の中にたたずむその姿は変わらない。

 見上げれば、無数の星が夜空にまたたく。天の川が光を集めて天空を流れている。

 丘を吹き上げる風が、つややかな若葉を揺らした。サイモン&ガーファンクルの曲「サウンド・オブ・サイレンス」が耳の奥に静かに響いた。

(2020年05月24日 23時00分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ