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木村毅 64年東京五輪招致に尽力 出身地の勝央で企画展

木村毅の書籍などを集めた企画展
木村毅の書籍などを集めた企画展
木村毅
木村毅
 岡山県勝央町出身の文学者で、1964年の東京五輪・パラリンピック招致にも尽力した木村毅(き)(1894~1979年)のスポーツ関連の書籍などを集めた企画展「木村毅とスポーツII」が同町勝間田の勝央美術文学館で開かれている。6月28日まで。

 計37点を展示。海外発祥のスポーツが明治期に国内で広まっていく軌跡を記した編著や、1928年のアムステルダム五輪に水泳(背泳ぎ)で出場した、おいの木村象雷(しょうらい)(08~86年、同町出身)が現役の頃から引退後のスポーツ紙記者時代を通じてしたためてきた五輪の歴史をたどった書籍など、初公開品は5点ある。

 木村の書である「日本スポーツ文化史」(56年出版)には、柔道の創始者・嘉納治五郎(1860~1938年)が1909年に国際オリンピック委員会委員に就任する経緯や、「日本マラソンの父」と言われた金栗四三(1891~1983年)を中心とした日本でのマラソンの始まりなどが記されている。

 木村は戦後の混乱期に東京都参与として五輪招致を都知事に進言したとされている。

 スポーツ文化史に焦点を当てた企画展は2011年以来2回目。野村英子学芸員は「郷土ゆかりの人物と前回五輪との関わりを知ってほしい」と話している。問い合わせは同館(0868―38―0270)。

(2020年05月26日 13時26分 更新)

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