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「ゆ・ら・ら」優先交渉権者決定 高梁市が売却目指す健康増進施設

朝霧温泉ゆ・ら・ら
朝霧温泉ゆ・ら・ら
 高梁市は1日、プロポーザル(提案)方式による民間への売却を目指す健康増進施設「朝霧温泉ゆ・ら・ら」(同市松原町神原、休館中)の優先交渉権者に、情報通信のエヌディエス(岡山市南区福浜町)が決まったと発表した。

 市によると、同社の提案は飲食、屋内活動、宿泊などのスペースを備えた温浴施設として運営し、給湯設備に近隣の山林から伐採した木材を活用した木質バイオマスボイラーを導入する内容。有識者や地元住民らでつくる選考委員会の審査(800点満点)は560点で、地元効果や周辺のスポーツ、老人福祉施設との調和といった面で高い評価を得たという。別の1業者の提案は採用基準点に満たなかった。

 市は同社と近く覚書を締結し、売却条件などの協議に入る。双方が合意すれば市議会に諮った上で売却される。この日の市議会臨時会で経緯を報告した近藤隆則市長は「かつてのにぎわいを取り戻し、地域への波及効果を期待したい」と述べた。

 同施設は2000年11月に開館。利用低迷が続き10年3月に休館し、11年5月に指定管理者の観光業者が再開したが、12年12月に経営難を理由に撤退した。市は15年2月、場外馬券場設置を計画する企業に売却を決めたが、市民の反対で取りやめた。

(2020年05月01日 21時38分 更新)

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