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脱線事故のJR芸備線で運転再開 東城―備後落合間、1カ月半ぶり

JR芸備線の東城―備後落合間で運行が再開され、備後落合駅に向けて出発する列車=24日午前5時46分、東城駅
JR芸備線の東城―備後落合間で運行が再開され、備後落合駅に向けて出発する列車=24日午前5時46分、東城駅
土砂に乗り上げて横転したJR芸備線の列車=9日午前7時35分、庄原市東城町川西
土砂に乗り上げて横転したJR芸備線の列車=9日午前7時35分、庄原市東城町川西
 線路への土砂流入による列車の脱線事故で3月から不通になっていた庄原市のJR芸備線東城―備後落合間で復旧工事が完了し24日、約1カ月半ぶりに列車の運行が再開された。

 この日、東城駅では始発から通常通りの運行。備後落合発新見行き普通列車で午前7時37分に同駅に降りた庄原市の女性(86)は通院のため小奴可駅から利用した。「自宅からバス停まで遠いので、運休中は近所の人に送ってもらうこともあった。列車が動き始めて本当によかった」と話した。

 事故は3月9日に発生。線路北側のり面が高さ約12メートル、幅約14メートルにわたって崩れ、土砂が線路内に流入。列車が乗り上げて脱線、横転した。JR西日本は運休区間でマイクロバスなどによる代行輸送を実施。横転した列車を撤去した後、のり面をモルタルで補強し、落石防護ネットを取り付けた。

 JR西日本は事故を受け、芸備線の備中神代―備後落合間127カ所でのり面などの目視点検を実施したが、危険個所は見つからなかった。現地確認のため東城駅を訪れていた有田泰弘岡山支社長は「運休中は住民に不便をかけ、申し訳なく思っている。今後も点検に努め、安心できる鉄道を築きたい」と話した。

(2020年04月24日 12時14分 更新)

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