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授業開始延期相次ぐ岡山県内大学 「オンライン授業」導入の動きも

就実大がオンラインで配信している授業の履修登録についての説明動画
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授業開始延期相次ぐ岡山県内大学 「オンライン授業」導入の動きも
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県内の全17大学のうち15大学で授業開始時期の繰り下げや休校、学生の自宅待機といった対応を取っていることが10日、各大学への取材で分かった。集団感染を防止するためインターネットを利用した「オンライン授業」を導入する動きも広がっている。環太平洋大(岡山市)の教員の感染が明らかとなり、各大学の危機感はさらに強まりそうだ。

 多くの大学が今月の第2週に授業を始める予定だったが、岡山大(同市)や県立大(総社市)、倉敷芸術科学大(倉敷市)など6大学が20日に繰り下げた。吉備国際大(高梁市)は大型連休開けの5月7日、岡山商科大(岡山市)と環太平洋大は最も遅い同11日に始める予定。

 通常通りに授業を始めた大学も感染防止に神経をとがらせる。

 川崎医療福祉大(倉敷市)はラッシュ時の通学で感染するリスクを避けるため、1時間目の開始時間を1時間繰り下げて午前9時45分としたほか、マスクを着けていない学生の学内への立ち入りを禁止。美作大(津山市)は教室の換気などを徹底している。

 7日の緊急事態宣言の発令を受けて対応の強化を決めたケースも。川崎医科大(倉敷市)は8日から2~6年生の授業をオンライン方式へ切り替え、1年生は当面自宅待機とした。岡山学院大(同市)は10日から5月6日までの休校を決めた。

 オンライン授業は岡山大や就実大(岡山市)、くらしき作陽大(倉敷市)なども導入を予定。今月20日の授業開始に合わせて取り入れる岡山大は5月14日まで極力オンラインで行うよう全学に通知しており、今月2、3日には利用方法を学ぶ教員向けの講習会を実施した。

 就実大では30日まで、事前録画した内容をネット配信する方式を軸に行い、ディスカッションが必要な授業はテレビ会議システムを利用する計画で、桑原和美学長は「学生がしっかり学べる環境を整えたい」と話す。

 一方、環太平洋大は8日に新型コロナ陽性と判明していた岡山市内の20代女性が同大の教員と公表し、学生のキャンパス内への立ち入りを禁止した。県内の各大学にも不安が広がっており、中国学園大(同市)の担当者は「今後の状況によってはさらなる対応を検討しないといけない」と話した。

(2020年04月10日 23時08分 更新)

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