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新型コロナウイルスの感染拡大に…

 新型コロナウイルスの感染拡大による一斉休校から1カ月余り。当事者である子どもたちは何を考えているのか。公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンによる緊急アンケートの結果は貴重な資料だ▼岡山、広島など37都道府県の小中高校生らが千件近い回答を寄せた。「感染するのが怖い」「友達に会いたい」「生活リズムが崩れて心配」。一つ一つの記述にうなずきつつ、時にハッとさせられた▼「学校の本を貸してほしかった」(小1)「本を読もうと思っても、図書館が全て閉館している」(高2)。休校に合わせ、公立図書館が休館した地域もある。感染予防対策を講じつつ、貸し出しをする工夫はできないものか▼「バイトに行けず、自分で払っていた学費や定期代が払えない」(高2)。生活不安を抱く子への支援が必要だろう▼情報不足を嘆く声も少なくなかった。「コロナはどこからきたのか教えてほしい」(小1~小3)「なぜ休校になったのか、きちんと教えてもらっていない」(小5)。突然の休校措置に追い立てられ、保護者も教師も余裕を失っていた▼岡山県内の多くの地域であすから学校が再開される。ただ、状況次第では再び休校となる可能性もあろう。ウイルスとは長い闘いになる。困難な日々を乗り切るため、まずは子どもたちの声に耳を傾けたい。

(2020年04月06日 08時00分 更新)

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