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三菱自停止…これからどうなるの 不安広がる水島 協力会社は悲鳴

 三菱自動車(東京)は2日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で世界的に自動車需要が急減しているため、主力生産拠点の水島製作所(倉敷市水島海岸通)などグループの全ての国内工場で自動車生産を一時停止すると発表した。

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 新型コロナウイルスの影響で生産を全面停止することになった三菱自動車水島製作所(倉敷市水島海岸通)。「これからどうなるのか」―。2日の発表を受けて従業員には不安が広がり、同製作所と取引する岡山県内のサプライヤーからも経営への深刻なダメージに悲鳴が上がった。

 3月27日から10日まで休止する軽自動車に加え、普通車は6~23日の生産を止める同製作所。午後3時半すぎ、早朝からの勤務を終えて帰宅中の組み立て部門の50代男性従業員は「自動車メーカーはどこも同じ状況だから仕方がない。長引かないことを祈るしかない」と厳しい表情。

 板金部門の30代の男性従業員は「世界的な問題だから避けようがない。普通車も軽も売れ行きは順調で、工場が活気づいていただけにタイミングが悪い」と悔しがった。

 自動車業界では、日産、マツダ、トヨタ自動車など日系メーカー大手8社が国内外で生産を縮小。すでに「コロナショック」にさらされてきた県内の関連業者にとって影響は深刻だ。

 「4月は自動車分野の受注が半減することも覚悟しなければ」と金属表面処理業・オーエム産業(岡山市北区野田)の難波圭太郎社長。同製作所に部品を納めるメーカーからのめっき加工の注文が見込めなくなり、勤務シフトを組み替えて電子部品の加工に従業員を回すなど対応に追われている。

 車体部品などを供給する同市内の業者は、軽の生産停止から工場の稼働を通常の5割程度に落としており、社員約300人のうち約100人が自宅待機中。全面停止で稼働率はさらに落ち、自宅待機は200人規模に膨らむという。

 三菱自向けが仕事の大半を占める別の部品メーカーも、4月の売り上げは例年の2割程度まで落ち込みそうとみる。「運転資金を確保するため金融機関を回っている。非正規社員も含めて雇用を維持したいが負担は大きい」と頭を抱える。

 「他の完成車メーカーの動きも含め、リーマンショック以上の厳しさ」と三菱自の協力会社12社でつくる協同組合ウイングバレイ(総社市久代)の昼田真三理事長。それでも、感染拡大が終息すれば同製作所の生産台数の約7割を占める軽自動車は堅調な需要が期待できるとし、「先を見据え、組合や自治体と連携して国などが打ち出す経営支援制度の情報を収集し、苦境をしのぎたい」と話す。

(2020年04月02日 21時53分 更新)

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