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岡山発映画ニュース

映画「山室軍平」主演 森岡龍語る 愚直に突き進む主人公に共鳴

「数えで15歳から67歳で亡くなるまで一人の人生を通過していくことが面白かった」と語る森岡

映画「地の塩 山室軍平」の一場面

 社会福祉の先駆者として知られる山室軍平(新見市出身、1872~1940年)の生涯を描き、同市や高梁市などで撮影した映画「地の塩 山室軍平」が21日から岡山市北区丸の内、シネマ・クレール丸の内で上映される。遊郭(ゆうかく)に売られた女性や生活困窮者らの救済に奔走した軍平を演じる森岡龍(29)は「ユニークなほど愚直に突き進む人間・軍平を見てもらいたい」と語った。

 人のために働きたいという思いを抱える軍平は、キリスト教と出合い、伝道と救済活動を行う「救世軍」の一員として、貧しい人々に手を差し伸べ続けた。

 救世軍の活動を調べ、軍平直筆の資料や著書「平民の福音」を読む中で見えてきたのは、ばかがつくほど真面目な姿。真っすぐすぎるが故に障害も多く、妻や友人らに助けられながら社会福祉事業にまい進する。「巻き込まれた周囲も手を貸さずにはいられない」という、愛される軍平を体現した。

 宗教家でもある軍平に息づくのは、当然ながらキリスト教の精神。劇中で繰り返す「一番優れているのは愛です」というせりふが、うそくさく聞こえないよう「欲を捨て、私生活から律していかなければならないと思った」。酒を断ち、聖書を読み、賛美歌を聞いていると「不思議なもので少しずつ心が浄化されていく気がした」と笑う。

 人の役に立ちたい、との軍平の情熱は「僕にとっての芝居や映画づくりに懸ける思いと重なる」と森岡。「何か一つの道を見つけ、それに打ちこむ情熱は、時代や職種を超えて共鳴できる。映画を通してその素晴らしさを感じてもらえれば」と呼び掛けた。

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