こんにちは ゲスト さま

閉じる

メニューを閉じる

井原市の平櫛田中賞に岩間弘氏 「新しいフォルムの創造」を評価

2018/07/27 20時48分 更新


岩間弘氏


岩間氏の作品「宙を行く」(2017年、第81回新制作展出品)

 井原市は27日、優れた彫刻家に贈る第29回平櫛田中賞に、新制作協会会員の岩間弘氏(62)=埼玉県伊奈町=を選んだと発表した。「新しいフォルムの創造」を試み続ける制作活動を評価した。

 岩間氏は富山県出身で、金沢美術工芸大大学院彫刻専攻を修了。「宙(そら)を行(ゆ)く」「羽のある者」「月の舟」「鳥人」といったダイナミックで実験的な彫刻作品を発表しており、「構築的で緊張感のあるフォルム」「空間意識の卓越性を持っている」などと評価された。石に多数のくぼみを彫った「移りゆく光と影のための彫刻」(1992年)は、笠岡湾干拓地内の太陽の広場に展示されている。

 井原市役所で会見した岩間氏は「木や石、ブロンズ、鉄の間を行き来しながら“形”を探してきた。彫刻を始めて40年余りになるが、田中先生に比べたらまだ半分。彫刻の魅力を伝えていけるような仕事を続けていきたい」と受賞の喜びを語った。

 平櫛田中賞は、井原市出身で日本近代彫刻界の巨匠・平櫛田中の数え百歳を記念して71年に創設。83年からは隔年で選考しており、今回は島根県立石見美術館長の澄川喜一氏ら10人の選考委員が15人の候補から選んだ。

 同市は今年3月に「田中賞の授与は選考の翌年度に行う」と条例を改めており、授賞式は来年4月中旬に東京で行う。受賞記念展は東京(4月中旬)と井原(4月下旬~6月中旬、田中美術館)で行う予定。
カテゴリ

【文化】の最新記事

PAGE TOP