こんにちは ゲスト さま

閉じる

メニューを閉じる

総社の被災地で地元高校生が奮闘 SNS駆使してボランティア活動

2018/07/12 10時58分 更新


裏山から崩れた土砂をスコップで取り除く高校生たち=11日、総社市下倉


募金を総社市役所へ届けた片岡さん(左)と大曽根さん=10日

 西日本豪雨で被災した総社市の復興を応援しようと、地元の高校生がボランティアに奮闘している。大半がLINE(ライン)やツイッターといった会員制交流サイト(SNS)を駆使し、自主的に協力を呼び掛け合って参加。内容は浸水家屋の片付け、募金活動、支援物資の仕分け…とさまざま。地域に一日も早く日常を取り戻すため、それぞれができることを懸命に行っている。

 市によると、市庁舎裏にボランティア受付窓口を開設した8日以降、延べ2201人(10日現在)が協力。豪雨に伴い休校中の地元の高校生が約7割を占め、主にSNSを活用して友人が友人を誘う形で協力の輪が広がっているという。

 11日も、受付窓口には朝からタオルを首に巻いたジャージー姿の生徒らが続々と訪れ、スコップや軍手を持って専用バスで市内各地へ移動。複数の家屋が床上浸水した同市下倉では、強い日差しの中、泥水に漬かった家具の搬出や押し寄せた土砂の撤去を手伝った。

 同級生数人と参加した総社南高1年の男子生徒(15)は「自宅に大きな被害はなかったが、ニュースで事態の深刻さを知って居ても立ってもいられなかった。少しでも力になりたい」と額の汗を拭った。同市で暮らす農業の男性(71)は「炎天下での力仕事は体力的にきつい。頼もしい若者に助けてもらえて本当にうれしい」と話した。

 清掃とは別の方法で貢献する生徒も。ともに総社市内在住で、被害を免れた翠松高3年片岡優さん(18)と総社南高3年大曽根歓花さん(17)は10日、SNSで誘った知人5人とJR岡山駅近くで募金活動を展開。「総社、真備、高梁が災害により大変な被害を受けています」と書いた画用紙と段ボールで作った募金箱を手に約6時間、協力を呼び掛けて50万円余りを集めた。

 「1万円札を入れてくれる人もいた。皆さんの温かい心に感謝でいっぱい」と2人。同日夜、代表して総社市役所を訪れて片岡聡一市長に手渡した。市長は「さまざまな形で地域の子どもたちが力を発揮してくれてありがたい。市としても全力で復興に努めていく」と述べた。

【気象・災害】の最新記事

PAGE TOP