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玉野市民会館ホールで冷房使えず 催しピンチ、秋以降に延期も

2018/06/10 11時40分 更新


ぼやが起き、消防車が駆け付けた市民会館=5月16日午前9時9分

 玉野市民会館のホールの空調設備が故障し、冷房が使えなくなっている。5月中旬、機械室で起きたぼやが原因とみられるが、型式が古いため修理のめどは立っていない。気温、湿度が上がるこれからの季節は熱中症の危険もある。市内で500人以上を収容できるホールが他にないため、夏に予定していた催しを秋以降にずらす団体も出ている。

 5月16日午前8時20分ごろ、市民会館に出勤した職員が、地下の機械室の火災警報器が鳴っているのに気付いた。119番で駆け付けた消防隊員が部屋の扉を開け、中の煙を放出。消防車7台が駆け付けた騒ぎは1時間近く続き、付近住民らが心配そうに見守った。

 迷う対応 

 ホールは、1960年に完成した市民会館の本館にあり、694人を収容できる。幅17メートル、奥行き7メートルのステージは市内で唯一、フルオーケストラの演奏が可能な場所だ。アマチュア楽団や中学・高校吹奏楽部の定期演奏会、演劇公演などに使われ、文化の発信拠点として市民に親しまれてきた。

 しかし、完成から60年近くたち、老朽化が進行。市は2016年度末にまとめた行財政改革大綱で、市民会館の使用を19年度末でやめ、閉館する方針を示しており、補修などは必要最低限に抑えている。今回故障した空調設備も旧式のため、破損した部品の交換ができず、設備そのものの更新も費用がかさむという。

 市民会館を管理する市協働推進課は「費用対効果の問題もあり、修理するかどうか、更新するかどうか、対応はまだ決めていない。市民に迷惑を掛けるが、利用はできるだけ夏を避けるようにお願いしている」とする。

 調整に四苦八苦 

 市内外の音楽愛好者でつくる玉野ウインドオーケストラは、市民会館で10日に予定していた定期演奏会を12月2日に延期した。事務局の福本敏子さん(45)=市内=は「10日の演奏会を想定して練習に励んできたが、お客さんと団員の安全を考慮して決めた」と話す。

 毎年9月に市民会館で定期演奏会を開く玉野フィルハーモニー管弦楽団は、9月2日の演奏会を予定通りに開くか10~12月に延期するか検討中だ。運営委員の綱川則枝さん(57)=市内=は「市内のお客さんが多いので市外での開催は考えていない。しかし、埼玉県から呼ぶ指揮者の都合もあり、日程を調整し直すのは大変」と困惑する。

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