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豊島の太陽光発電で主張は平行線 事業者初の説明会に住民反対

2017/09/14 21時53分 更新


太陽光発電所整備計画で事業者側(手前左側の3人)から説明を聞く豊島住民ら=豊島公民館

 香川県・豊島で民間事業者2社が太陽光発電所整備を計画し、地元住民が反対している問題で14日、事業者側が出席した初の住民説明会が豊島で開かれた。自然や景観が損なわれるとして計画中止を求めた住民側に対し、事業者は計画推進の考えを崩さず、双方の主張は平行線をたどった。

 計画しているのは、広島市と香川県・小豆島の事業者。事業者側の説明では、それぞれ豊島東部の唐櫃(からと)地区で5千平方メートル前後の土地に出力750キロワットの施設を整備する。広島市の事業者は11月に着工し、来年2月から運用を始める予定、小豆島の事業者のスケジュールは未定。いずれも遊休地の有効活用を目的に、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づく国の認定を2015年に取得しているという。

 説明会は豊島自治連合会が主催した。住民側は、産業廃棄物の不法投棄で美しい自然が破壊された歴史から「大きな開発を受け入れがたい感情がある」と説明。豊島も会場となった瀬戸内国際芸術祭を契機に大勢の観光客が訪れている現状を踏まえ「観光客が来てくれてこそ島の発展がある。魅力である自然を残したいと思うのなら、計画を断念してほしい」と訴えた。

 事業者側は「(木々などで囲まれた)予定地は住宅などからは見えない」として、景観を損ねることはないと主張。発電施設の運用終了後に太陽光パネルなどが放置されるのではないかという住民の疑問には「撤去して原状回復する」と答えた。

 双方はこの後も協議を続ける方針。この日は住民約110人が傍聴した。
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