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パートに時短勤務は認められない?

Q:わたしは事務のパートをしています。子どもが生まれたばかりで、午前中勤務だけにしてほしいと会社に頼みましたが、就業規則になくダメだといわれました。別会社の正社員の友人は、時短勤務が認められたそうです。わたしには法律上、時短勤務は認められないのでしょうか。

A:1日の労働時間が6時間以下ならば時短勤務は認められない

 会社は、3歳未満の子どもがいる従業員のため、育児休暇以外にも時短勤務制度など育児に配慮した制度を整えなければなりません(育児・介護休業法23条1項)。ただ、これは基本的に正社員を前提とした規定で、1日の所定労働時間が6時間以下の従業員など、いわゆるパートタイム従業員には時短勤務制度が必要ありません(同法施行規則72条)。また、時短勤務制度はそもそも、労働時間を原則6時間に短縮する必要があるだけです(同74条1項)。従業員に完全に好きに勤務時間を決められては、会社の勤務調整が難しい、という配慮でしょう。

 ご質問では、現在パートの仕事をしているとのことですが、時短勤務が認められるには、1日の所定労働時間が6時間を超えていることなどが条件です。さらに、条件に当てはまっても、6時間に短縮すればよいだけなので、会社には勤務時間を午前中に限定するまでの義務はありません。

 今回は残念ですが、時短勤務ではなく、育児休暇制度(パート従業員にも原則育休が認められます)を利用するなどの対応を検討するのがよさそうです。

先生紹介

  • 安達祐一 先生

    安達法律事務所

    倉敷市鶴形1-4-15 シャトーブリアン2F

    TEL.086-423-5311 http://www.adachilaw.jp/

    2004年東京大学法学部卒業。同年司法試験合格。司法修習を経て06年弁護士登録。10年、生まれ育った倉敷市内で開業。

    「地元住民の方に密着したサービスを心がけています。倉敷センター街の先にある事務所で、ご相談をお待ちしています」

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