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事故で車が破損、修理費は全額負担してもらえる?

Q:追突事故に遭い、自動車が大きく破損しました。思い入れのある車なので、かなり高くつきますが修理したいです。修理費用全額を加害者に支払ってもらえますか。

A:「経済的全損」と判断されれば修理費用全額を支払ってもらえない

 修理費と、車両時価額(消費税含む)に買替諸費用を加えた金額とを比較し、前者の方が大きい場合を「経済的全損」と呼びます。今回のケースのように修理費が高額になる場合は、この点についての検討が必要です。経済的全損の場合、相手方に修理費を全額負担してもらうことはできません。

 なぜなら、自動車は通常、同種のものを市場で調達できますから、経済的全損の場合は、修理をするよりも買い替えた方が合理的だと考えられるからです。これは、あなたが車両に対して強い愛着を持っていたとしても変わりません。

 経済的全損の場合、加害者には車両の時価額(現状で売却可能な場合は、そこから売却額を引いた金額)を請求できます。通常はレッドブック(自動車価格月報)や業者の査定、インターネットの中古車価格などから時価額を算定します。

 それに加え、買い替えに必要な費用もあわせて請求ができます。登録、車庫証明、事故車の廃車費用やそれらの手続きにかかるディーラー手数料などです。ただし、新たに取得した車両の自動車税、自動車重量税などは含まれないとされます。

 経済的全損と判断され、時価相当額と買替諸費用の支払いしか受けられなかった場合でも、その車を修理することは自由です。その場合、不足額については残念ながら自腹ということになります。

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先生紹介

  • 安達祐一 先生

    安達法律事務所

    倉敷市鶴形1-4-15 シャトーブリアン2F

    TEL.086-423-5311 http://www.adachilaw.jp/

    2004年東京大学法学部卒業。同年司法試験合格。司法修習を経て06年弁護士登録。10年、生まれ育った倉敷市内で開業。

    「地元住民の方に密着したサービスを心がけています。倉敷センター街の先にある事務所で、ご相談をお待ちしています」

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