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知的ハンディキャップを持つ子どもの生活支援

 知的ハンディキャップを持つ子どもの生活支援は、多くの場合、その親が行っています。もし、その親自身が病気・認知症・死亡等によって子どもを支援することができなくなった場合、誰が自分の子どもを支援してくれるのか、不安に思われる方も多いのではないでしょうか。

成年後見人が必要な代理行為を行い
適正な財産管理をする


 ここで登場するのが「成年後見制度」です。この制度は、認知症、知的障害、精神障害などによって物事を判断する能力が十分ではない人(ここでは「本人」といいます)について、本人の権利を守る援助者を選ぶことで、本人を法律的に支援する制度です。選ばれる援助者としては、本人の判断能力の程度に応じて、成年後見人、保佐人、補助人がいますが、ここでは、本人が判断能力を欠いている場合に選任される成年後見人の仕事について紹介します。

 成年後見人の仕事は、本人の意思を尊重し、かつ本人の心身の状態や生活状況に配慮しながら、必要な代理行為を行うとともに、本人の財産を適正に管理していくことです。具体的には、本人のために診療・介護・福祉サービスなどの利用契約を結ぶこと、本人の預貯金の出し入れや不動産の管理などを行うことなどが主な仕事となります。

個々の事情を見ながら判断して
家庭裁判所が成年後見人を選ぶ


 成年後見人には、本人の親族等が選ばれることもありますが、弁護士や司法書士といった第三者が選ばれることもあります。家庭裁判所が、どのような人が後見人としてふさわしいかを個々の事情を見ながら判断して後見人を選びます。

 また、家庭裁判所や後見監督人と呼ばれる人が、後見人に選ばれた人がしっかりと仕事をしているかをチェックすることになっています。

 後見人の仕事の内容は、知的ハンディキャップを持つ子どもの生活支援に必要なものとなっていますので、この制度を活用することで、親が支援できなくなった後も支援がなされることになります。親が支援できなくなる前からも活用できますので、ぜひ一度、お近くの弁護士に相談することをお勧めします。

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先生紹介

  • 安達祐一 先生

    安達法律事務所

    倉敷市鶴形1-4-15 シャトーブリアン2F

    TEL.086-423-5311 http://www.adachilaw.jp/

    2004年東京大学法学部卒業。同年司法試験合格。司法修習を経て06年弁護士登録。10年、生まれ育った倉敷市内で開業。

    「地元住民の方に密着したサービスを心がけています。倉敷センター街の先にある事務所で、ご相談をお待ちしています」

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