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大乗山 妙林寺(だいじょうざん みょうりんじ)

岡山市の中心部に鎮座する妙林寺。境内は活発に遊ぶ子どもたちの歓声で満ちていることが多い

裏山からは岡山市中心部が一望できる

夏休みの1日寺子屋

日蓮聖人御尊像

仁王門

泣き相撲大会

稚児だんじり

境内のソメイヨシノ

桜の名所、また子どもの行事で知られる「三門の妙林寺」

<歴史>

お国替えで岡山に 境内には荘厳な堂宇が並ぶ

 通称「三門の妙林寺」として親しまれる日蓮宗の寺。かつては鳥取県にあったが、当時鳥取藩主だった池田光政(後に岡山藩主)の国替えの際、慈雲院日意上人が光政に従って江戸時代の初期に岡山城近くで寺院を創立したのが興こりである。

 約50年後、第6世である一往院日周上人の代に現在の地に移転。それから更に約50年後の江戸中期に、本堂、祖師堂、番神堂、鐘楼堂、仁王堂、山門、庫裡などが建立された。
 
 本堂は建坪約110坪に対し、約300坪の大屋根を有する。正面に掲げられた「妙林寺」の大きな額は、紀伊国屋文左衛門の書師であった佐々木文山の書。1981(昭和56)年宗祖七百遠忌を奉讃して屋根替えなどの大修理が行われた。また2004(平成16)年には内陣が改修され、広く明るい御宝前となった。

 祖師堂は、第10世の浄眼院日慈上人の代の建立。妙法寺(東京都杉並区)より譲り受けた「やくよけ日蓮聖人のご尊像」を安置する。毎月1日には朝9時から夕方5時まで常経が行われている。

 ほか、唐破風の切妻造りで扉はケヤキの一枚板で出来た珍しい様式の山門や、池田治政の書である「大乗山」の額を掲げ、夜はライトアップされる仁王門が美しい姿を見せる。

<見どころ>

桜の名所としても有名 子どもがよろこぶ行事も多い

 同寺はJR岡山駅から西北へ約2キロの高台に位置する。裏山からは岡山市の中心部が一望でき、「駅の近くにこれほど大きな寺があったとは」と驚く参拝者も多い。

 サクラが美しいスポットとしても有名で、山門から伸びる参道脇のカワヅザクラや、境内のソメイヨシノが春には満開の見事な姿を見せる。運が良ければ蜜を吸いに来るメジロを愛でることもでき、荘厳な伽藍を背景に咲き誇るサクラを楽しみに、春は多くの参拝者でにぎわう。

 行事としては、4月上旬の花まつりで行われる「泣き相撲大会」が有名。歩き始めたくらいの乳幼児たちを土俵に上げ、どちらがより大きな声で泣いたかを競う。これは釈迦が生まれた時に非常に大きな産声を上げたことにちなんだもので、子どもの健やかな発育を願って行われている。同日の「稚児だんじり」も有名で、お稚児さんの衣装を着た子どもたちが、仏像を載せただんじりをひっぱって太鼓を叩きながら境内を回るものである。

 同寺の除夜の鐘は、子どもや高齢者が安心して参拝できるよう、毎年日中に行われている。

 また、堂宇と控室のすべての席がイス席である。冷暖房が完備されていて、境内にはスロープも多く、車いすや杖も用意されており、高齢者にも優しい。駐車場がおよそ60台分併設されており、車で訪れても安心である。

ご案内

住所/〒700-0042 岡山市北区三門東町7-1
TEL/086-252-0282
交通/JR岡山駅から車で5分、または徒歩15分
HPアドレス/http://www.myorinji.or.jp/
宗派/日蓮宗
ご本尊/久遠実成の本師釈迦牟尼仏(お釈迦様)、日蓮聖人
開山/江戸時代初期
ご利益等/厄除、開運

年間行事

1月1日/新年初詣り
2月上旬/節分大黒まつり
3月上旬/春のお施餓鬼大法要
4月/総本山 身延山 久遠寺参拝
4月上旬/花まつり「泣き相撲大会・稚児だんじり」
7月下旬/1日寺子屋
11月3日/お会式大法要
12月31日/お火たき・除夜の鐘を打つ会

【ココもオススメ 見とかれぇ】

さすり大黒

 本堂の前に鎮座する大黒像。腹部をさすりながら「南無妙法蓮華経」と唱え、願い事をすれば叶うといわれる。参拝客にも人気で、おかげに授からんと長年撫でられ続けた腹部はつるつるになっている。立ち寄った際はぜひさすってみては。


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