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吉備津彦神社(きびつひこじんじゃ)

ご神体山として崇められている「吉備の中山」のふもとに鎮座する吉備津彦神社

かしわ手の音が清々しく鳴り響く拝殿

美しい神池に浮かぶ亀島

子授けの神様として崇敬のあつい子安神社

多くの人が訪れる、秋の例大祭・流鏑馬神事

桃の御朱印帳

桃の腕輪守

8月の盛夏の時期に行われる「御田植祭」

桃太郎伝説で知られる、大吉備津彦命を祀る社

<歴史>

「吉備の中山」を背景に古代より親しまれる

 古代よりご神体山として崇められ、古今集にもその名を連ねる「吉備の中山」。豊かな自然と神秘の宿るそのふもとに、吉備津彦神社は鎮座する。

 ご祭神として祀られているのは、第10代崇神天皇の御代、大和朝廷の命により四道将軍として遣わされ、吉備国を平定したといわれる大吉備津彦命。昔話「桃太郎」のモデルとしても有名だ。吉備国が備前・備中・備後・美作と分かれてより「備前の国一宮」と呼ばれ、備前国の総氏神として長年親しまれている。

 江戸時代には、岡山藩主池田家の崇敬あつく、社領の寄進やご社殿の再建が行われた。ご本殿の北に位置する子安神社は、特に池田家との縁が深い。子宝に恵まれなかった岡山藩主・池田利隆公が名君として有名な光政公の誕生を慶び創建したことから、子授け、安産の神として崇敬を集めている。最近、特に安産や縁結びのご利益があると、若い人の参拝が増えている。

<見どころ>

門前に神池を備えご本殿は「三間社流造り」

 参道の正面には石造りの大鳥居がそびえ、巨大な備前焼の狛犬が控えている。鳥居を抜けると両脇に神池が広がり、住吉神を祀った鶴島、宗像神を祀った亀島など、神秘的な風情に包まれる。やがて、荘厳なたたずまいの随身門が現れ、その下をくぐると左右に11メートルもの高さを誇る日本一の大石燈籠が。さらに社務所のそばに無患子という木があり、木の実を子どもの病気除けとして持ち帰る人が多い。拝殿前には樹齢千年以上のご神木(平安杉)がそびえ立つ。ご本殿は神社建築の伝統とされ、流麗で品格のある趣の「三間社流造り」。同神社は、夏至の朝日が正面鳥居より昇り、その光が拝殿内に差し込むよう御社殿が建てられていることから、「朝日の宮」の別名を持つ(「夏至日の出祭」)。また、同神社特有の祭事としては、五穀豊穣を祈願する8月2・3日の「御田植祭」が有名。2日夜10時から「御斗代神事」が行われ、暗闇の中で神事が行われる。翌3日には、まるで舟の帆のような御幡を持ち並ぶ行列があり、御幡についている扇を奪い合う。また、早乙女による田舞の奉納が見どころ。そのほかの行事として、秋の例大祭での「流鏑馬神事」がある。

 大晦日とお正月の夜には、大石燈籠を色鮮やかな光が照らすプロジェクションマッピングが行なわれる。詳細は同神社HPを。

ご案内

住所/〒701-1211 岡山市北区一宮1043
TEL/086-284-0031
[通年]開門6:00 閉門18:00
[正月三が日]閉門21:00
※駐車場もこれに準ずる。
交通/山陽自動車道・吉備SA内スマートIC、または岡山ICから車で15分。JR桃太郎線・備前一宮駅から徒歩3分
HPアドレス/http://www.kibitsuhiko.or.jp/
ご祭神/大吉備津彦命 ほか
創建/不明
ご利益等/家内安全、商売繁盛、交通安全、厄除け、八方除け、子授け、安産、初宮詣、七五三、歳祝い、病気平癒 ほか
代表的寺宝/ご本殿(県指定重要文化財)、随身門・大石燈籠(市指定重要文化財)、太刀ー井上眞改(国指定重要文化財)、伝天国宝剣、弓、甲冑、膳、紙本淡彩神事絵巻 ほか

年間行事

毎月1日/月次祭
1月1日/歳旦祭
2月3日/節分祭
5月5日(子どもの日)/子安神社例大祭
5月第2日曜日/磐座祭
夏至の日(6月)/日の出祭
8月2・3日/御田植祭
10月第3土・日曜日/例大祭・流鏑馬神事
12月31日/除夜祭

【ちょっと 見ていかれぇ】

磐座祭

 ご本殿の背後に広がる「吉備の中山」には、神様の依代とされる磐座がある。この磐座で神事を行ない、宮内庁管理の中山茶臼山古墳にお参りする。毎年5月の第2日曜日には磐座祭が開催され、多くの参拝者でにぎわう。


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