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豪雨被災地に「黄色いハンカチ」 倉敷・真備、住民の帰り待つ

黄色いハンカチを掲げた自宅ベランダに立つ外村さん。スクールバスの子どもを励まそうと傘やうちわを振る

「まびっ子がんばれ」の横断幕も

 西日本豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町地区で、被災した住民の帰りを願い黄色いハンカチを揚げ続ける女性がいる。外村(ほかむら)久子さん(82)=同町地区。映画「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」の名場面にちなみ「希望を失わないで」との思いを込めたと言う。6日で豪雨発生から7カ月―。

 外村さんは、手作りの黄色いハンカチ(40センチ四方)16枚をひもに付け、自宅ベランダに掲げている。道行く人から見えるようにと昨年9月に始めた。

 映画「幸福の―」で黄色いハンカチは、倍賞千恵子さん演じる女性が、刑務所に入った夫(高倉健さん)の帰りを待っている合図となるキーアイテム。出所した夫が、自宅庭先で風になびいているのを見つけるラストシーンが有名だ。

 外村さん方は浸水を免れたものの、真備町住民の多くは避難生活を余儀なくされており、夜にベランダから町を眺めると明かりの少なさに胸が痛むという。

 「みんな不安を抱えているはず。帰りを待つ人がいるというメッセージが伝わり、少しでも前向きになってもらえたら」と話す。

 「まびっ子がんばれ」と書いた横断幕も掲げる。避難先から通学する児童のスクールバスが自宅前を通っており、元気づけたい一心だ。「バスから手を振ってくれる子どもの姿に、私自身が励まされている。真備町の未来は明るいよ、と声を上げているようでね」
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