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絵巻作家正子さんの武将画展開幕 玉野で20点展示、常山の鶴姫も

(右から)信長、秀吉、家康ら戦国の名将が絵画で勢ぞろいした会場

白を基調にはかなくかれんなイメージで描かれた「常山の鶴姫」

 玉野市出身の絵巻作家正子公也さん(58)=東京=の武将画展「常山の鶴姫と戦国名将たち」が2日、玉野市宇野のたまののミュージアム(市立図書館・中央公民館内)で始まった。戦国武将たちの内面に迫るような緻密な描写が歴史ファンらの注目を集めている。

 約30年にわたって取り組んできた武将画の中から、厳選したパネルやびょうぶ20点を展示。左目に狂気の赤い光を宿した織田信長、明るく笑顔の豊臣秀吉、しかめ面だが目は鋭い徳川家康―というように、さまざまな史料を踏まえてコンピューターグラフィックスで描く作品は、写真のようにリアルだ。

 大坂の陣で散った真田幸村、木村重成ら悲劇の武将も多く、中心に据えたのは、岡山、玉野市境にあった常山城主の妻「常山の鶴姫」。城を囲む毛利勢に侍女を引き連れて切り込んだエピソードを、白馬の上で刀を掲げるかれんな女性として表した。

 訪れた人は細部までじっくり鑑賞。会社員男性(48)=玉野市=は「すごい躍動感のある絵で、地元でおてんばとして伝わる鶴姫に親近感が湧く。戦国でも数少ない武の女性として絵をきっかけに広く知られるようになれば」と話した。

 4月7日まで。2月11日を除く月曜と2月12日、3月11~15日は休館。4月6日午後2時半から、正子さんのトークショーとサイン会がある。問い合わせは玉野市立図書館・中央公民館(0863―31―3712)。
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