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後円部墳端から埴輪列や石列出土 岡山・金蔵山古墳、墳丘巡る構造

金蔵山古墳の後円部から出土した墳端部の石列や埴輪列(写真奥側が後円部墳丘)

 岡山市教委が発掘調査を進める大型前方後円墳、金蔵山(かなくらやま)古墳(岡山市中区沢田、4世紀末ごろ)で30日までに、後円部東側の墳端部から埴輪(はにわ)列や石列が良好な状態で出土した。過去の調査で西側や前方部でも同様の構造を確認しており、墳丘全体を埴輪列などが巡っていたとみられる。

 前年度まで調査した前方部との境(くびれ部)近くの試掘溝で見つかった。3段に築かれた墳丘のさらに外側にテラス状の盛り土(幅約2・5メートル)が施され、その中に円筒埴輪(直径約30センチ、基部のみ残存)5基が並んでいた。

 埴輪列の内側は円礫(れき)が敷かれ、墳丘を覆う葺石(ふきいし)に続くとみられる。テラスの外縁には約30センチ大の角礫が列状に配されていた。同市教委が調査する全国第4位の造山古墳(同市北区新庄下、5世紀前半)など県内の他の古墳と比べると、「複雑で手が込んだ造り」と市教委文化財課の寒川史也主任。

 金蔵山古墳は墳長約165メートルで、県内では造山、作山古墳(総社市)、両宮山古墳(赤磐市)に次ぐ規模。築造時は中四国最大級だったとされる。市教委は国史跡指定を目指して2014年度から調査しており、今回は後円部の本格発掘に向けた調査を行っている。寒川主任は「後円部は他にも埴輪列などが良好な状態で残っている可能性が高い。墳丘構造を詳細に解明したい」としている。
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