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僧衣で車運転、岡山県の事情は SNS「動ける」動画が話題に

三原住職がSNSに投稿した動画の一部。縄跳びしながらボールをリフティングしている

 僧侶が縄跳びやジャグリングを披露する動画がSNS(会員制交流サイト)に次々に投稿され、話題になっている。福井県で僧侶が僧衣で車を運転中、服装が操作に支障を来すとして、県警に交通反則切符を切られたことへのユーモアを交えた問題提起という。運転時の服装が違反とされたわけだが、岡山県ではどうなのか、事情を探った―。

 福井の例で取り締まりの理由となったのは、県道交法細則に設けられた服装の規定。道交法の施行規則は都道府県ごとに制定されており、内容はそれぞれで異なる。岡山県には「運転の妨げとなるような衣服はきものを着用して自動車または原動機付自転車を運転しないこと」と福井と同様の規定がある。

 ただ、県警交通指導課によると、記録が残る2011年以降、自動車を運転中の人が服装で摘発されたことはないという。

 同課は「事故に巻き込まれそうになった際に、素早く適正な操作ができるような服装でということ。常に細心の注意で運転してほしい」とする。

 岡山寺(岡山市北区磨屋町)の藤本賢治住職(45)は「僧衣以外の服装で運転すれば、葬儀や法事で着替え場所や時間の確保が必要になる。とはいえ、安全運転を考え直す機会になった」と話す。

 報道後、SNS上には、僧衣姿でも自由に動けるとアピールする動画が「#僧衣でできるもん」のハッシュタグを付けて続々とアップされている。

 善照寺(香川県丸亀市)の三原貴嗣住職(36)もその1人。縄跳びしながらボールをリフティングする動画を昨年末に投稿。約100万回も再生された。「警察批判ではないが、明確な基準がないまま、取り締まられることが問題だ。社会で考えるきっかけにしてもらいたい」と訴えている。
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