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最優秀賞に小浦裕子さん「月痕」 「内田百閒文学賞」受賞作発表

(上段左から)小浦裕子さん、中野ふ菜さん。(下段左から)江口ちかるさん、馬場友紀さん

 岡山県と同県郷土文化財団は6日、岡山にゆかりのある随筆と短編小説を対象にした第14回「内田百閒文学賞」の受賞作を発表した。最優秀賞は会社員小浦裕子さん(42)=広島市安佐南区=の短編小説「月痕(げっこん)」が選ばれた。

 岡山市が舞台の「月痕」は、出産を迎える孫の妻を支える女性を中心に、世代の異なる2人の人間関係を魅力的に描いた作品で、完成度の高さが評価された。小浦さんは第13回(2016年度)で優秀賞を獲得しており、最優秀賞は初。

 優秀賞の3編も短編小説で、中野ふ菜さん(49)=本名非公表、長野県=の「手裏剣公方(くぼう)」、会社員江口ちかるさん(57)=本名・江口佳延、京都府=の「海と影」、主婦馬場友紀さん(46)=東京都国分寺市=の「妙薬」。

 表彰式は来年3月19日に岡山県立美術館(岡山市北区天神町)であり、最優秀賞100万円、優秀賞各30万円を贈る。受賞作4編の作品集は同月に出版予定。

 2年ごとに募集する同文学賞は、随筆・小説家の百閒(岡山市出身)の生誕100周年を記念し、1990年度に創設。県の財政難で2008年度に休止されたが、随筆・短編小説の1部門に縮小して再開した。

 今回は282編の応募があり、うち県内は58編、海外を含む県外が224編。1、2次審査を通過した10編を芥川賞作家の小川洋子氏(岡山市出身)と、平松洋子氏(倉敷市出身)、松浦寿輝氏(東京在住)が最終審査した。

※内田百閒の閒は、門構えに月
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