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復興へ飲みつなぐ「ボラボトル」 倉敷の居酒屋でボランティアら

ボランティア活動後、「いざかや 楽らく」で食事をする谷さん(中央)ら

店内に並ぶ「ボラボトル」

 西日本豪雨で被災した倉敷市真備町地区で活動したボランティアが、同市内の居酒屋で酒をボトルキープし、店を訪れたボランティアや被災者が自由に飲めるようにしている。被災者が感謝を込めて取り置くケースもあり、「ボラボトル」と名付けられた瓶が、復興を願う人々をつなぐ懸け橋となっている。

 「いざかや 楽らく」(同市新倉敷駅前)の店内。カウンターに「ボラボトル」と書かれた札が付いた焼酎の瓶が並ぶ。8月上旬から絶えず10本程度がキープされているという。「飲み終えた人が、次の人のためにまた入れてくれる」。店を営む松下かよさん(46)がほほ笑む。

 店はJRの駅とともに、10月まで市災害ボランティアセンターがあった中国職業能力開発大学校(同市玉島長尾)にも近い。駐車場で車中泊を受け入れていることもあり、活動後のボランティアが多く来店する。

 ボラボトルは東日本大震災の被災地で行われていたらしく、現地で体験した人がボランティア活動で8月に真備町地区を訪れた際、「楽らく」で他のボランティアに紹介。意気投合して始めたという。

 「感謝の気持ちを」という被災者を含め、これまでに約30人がボトルを追加。店舗近くのみなし仮設住宅で暮らす被災者も支援者と共に味わっている。

 最初にボトルを置いたボランティアの一人、愛知県豊田市の会社員谷昌章さん(42)は7月以降、都合がつく週末に真備町地区に駆け付けている。「ボランティアは知らない人でも同じように復興を願う仲間。被災者を含め、ボトルが思いをつないでくれたらうれしい」と話す。
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