福山・芦田川に「憩いの場」整備 国と市が式典、20年3月完成
福山市千代田町の市営競馬場跡地公園(仮称)で進む市大型体育館などの建設工事に合わせ、国と市は17日、同館西側を流れる芦田川左岸河川敷を利用し、新たな市民の憩いの場につなげる「千代田地区かわまちづくり」整備工事に着手した。芝生エリアを中心に各種スポーツを楽しみ、観戦できる施設を目指す。新体育館と同時期の2020年3月の完成予定。
同工事は、水呑大橋を中心とした河川敷約2・1ヘクタール、長さ約600メートル区間を改良。市はサッカーなどスポーツができる芝生部分、バーベキューエリア、サイクリングやマラソンを楽しめる約3キロの車道を整備する。国は護岸を階段状にし約1500人分の観覧席を設けるほか、カヌー愛好家が水辺を利用できる親水護岸(3カ所、幅計35メートル)も作る。
事業費は国が2億6千万円、市が2億円を負担する。跡地公園と河川敷は歩行者用デッキで結び、両施設来訪者の行き来を可能とする。
この日、河川敷に設置されたテントで起工式があり、来賓や住民約150人が出席。枝広直幹市長は「跡地公園と河川敷が一体となり、市民生活が一層豊かになることを楽しみにしている」。国土交通省水管理・国土保全局の塚原浩一局長も「水の恵みを社会全体で共有できる新たな空間になることを願う」と祝辞を述べた。
式典では、地元の水呑小児童が琴を演奏したほか、芦田川に生息しているウナギとフナの稚魚(計70キロ)を来賓と子どもたちの17人が水辺から放流するイベントもあった。
国、市はこの日から堤防や河川敷整備の工事を始める。
同工事は、水呑大橋を中心とした河川敷約2・1ヘクタール、長さ約600メートル区間を改良。市はサッカーなどスポーツができる芝生部分、バーベキューエリア、サイクリングやマラソンを楽しめる約3キロの車道を整備する。国は護岸を階段状にし約1500人分の観覧席を設けるほか、カヌー愛好家が水辺を利用できる親水護岸(3カ所、幅計35メートル)も作る。
事業費は国が2億6千万円、市が2億円を負担する。跡地公園と河川敷は歩行者用デッキで結び、両施設来訪者の行き来を可能とする。
この日、河川敷に設置されたテントで起工式があり、来賓や住民約150人が出席。枝広直幹市長は「跡地公園と河川敷が一体となり、市民生活が一層豊かになることを楽しみにしている」。国土交通省水管理・国土保全局の塚原浩一局長も「水の恵みを社会全体で共有できる新たな空間になることを願う」と祝辞を述べた。
式典では、地元の水呑小児童が琴を演奏したほか、芦田川に生息しているウナギとフナの稚魚(計70キロ)を来賓と子どもたちの17人が水辺から放流するイベントもあった。
国、市はこの日から堤防や河川敷整備の工事を始める。