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倉敷で物故作家顕彰の「遺作展」 ゆかりの2人の作品80点紹介

伊川さんと谷口さんの遺作が並ぶ会場

 倉敷市ゆかりの物故作家を顕彰する「郷土作家遺作展」が、同市中央の市立美術館で開かれている。画家伊川巌さん(1926~2009年)、木工芸家谷口貢三さん(1942~2017年)の作品約80点が並び、訪れた市民らが故人の創作活動をしのんでいる。11日まで。

 伊川さんは、児島地区の小中学校で美術教諭を務めながら画家として活動。大胆に漁港の様子を描いた「吹上冷凍工場」をはじめ、初期と晩年の抽象画など迫力ある作品を紹介している。

 谷口さんは日本工芸会正会員の木工芸作家・故太田光則氏に師事。03年に日本伝統工芸展で初入選した「栓造(せんづくり)拭漆(ふきうるし)盛器」のほか、金属部分まで手作りしたのみなどの道具も並び目を引く。

 市文化連盟の山口裕美子理事は「伊川さんの作品は心に響き、谷口さんの作品は温かみにあふれる。好対照な展示を見てほしい」と話している。

 遺作展は、作家らでつくる実行委と市、市文化連盟が毎年開いており45回目。入場無料。午前9時~午後5時15分。
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