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民家、車庫…スズメ探して街歩き 瀬戸内・長船で伊作家が路上芸術

民家の塀などに描かれたスズメ

制作に励むコッルさん

 「スズメ」を探して街歩き―。中世の商都として栄えた瀬戸内市長船町福岡地区で、観光客らを和ませるアートな取り組みが進められている。“主役”はイタリア人芸術家が描いたスズメたち。観光施設の仲崎邸(同市長船町福岡)や民家、車庫のシャッターなどに48羽が点在しており、今後もその「すみか」を増やしていく予定だ。

 長船町福岡地区は、豊臣秀吉の天下統一を支えた天才軍師・黒田官兵衛や、岡山城を築いた宇喜多秀家にゆかりのある観光地。散策の楽しみの一つにしてもらおうと、地元グループ「備前福岡古民家活用プロジェクト」が今回の路上芸術を企画した。

 花鳥画を得意とした地区出身の日本画家・東原方僊(1886~1972年)が描いたスズメをモチーフにしている。イタリア出身の美術家コッル・ラッファエレさん(42)=同市在住=が、同じ形の絵を描くためのステンシル(型紙)を制作。家屋所有者の許可を得てスプレーで20センチほどのスズメを描いてきた。

 路上芸術は、パレスチナの難民キャンプなど世界中の街角の壁にメッセージ性の強い作品を描いてきた英国の芸術家バンクシーらの活動で世界的にも注目を集めている。コッルさんは「アートとの共生は地域を豊かにする。観光客だけでなく、住民もスズメを『案内役』に散策し、これまで気付かなかった地域の良さを見つけてほしい」と話している。

 地域のにぎわい創出を目指す同グループは2013年、市や町内会、史跡保存会などで結成。築100年の古民家・仲崎邸の再生をはじめ、同邸でのイベント開催などに取り組んでいる。
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