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岡山大で「二万大塚古墳」特別展 青銅製腕輪など出土品200点

二万大塚古墳の出土品が並ぶ会場

 古代吉備の有力豪族下道(しもつみち)氏一族の墓とされる前方後円墳・二万(にま)大塚古墳(倉敷市真備町下二万)の出土品を紹介する特別展「二万大塚古墳の世界」が、岡山大考古資料展示室(岡山市北区津島中)で開かれている。11日まで。

 同古墳は古墳時代後期(6世紀中頃)の築造で墳長38メートル、横穴式石室を備える。同大考古学研究室が1999~2004年に調査し、祭祀(さいし)を行ったとみられる墳丘の造り出しや、馬具、玉類などの副葬品を確認した。特別展は調査報告書の刊行に合わせて企画した。

 銅鏡、須恵器など約200点を展示。儀式などで馬を飾る大型の馬鈴や鐙(あぶみ)といった豪華な馬具類、同時代では珍しい青銅製腕輪などから、被葬者の力の大きさがうかがえる。大量に出土したガラス製小玉をはじめ、水晶、琥珀(こはく)などのカラフルな玉類も考古ファンの目を引いている。

 真備町地区は西日本豪雨で大きな浸水被害を受けた。同古墳は損害がなかったものの、展示を通じ文化面から復興を後押ししたいとの思いも込めた。調査に携わった新納泉特任教授は「真備町地区は長い歴史を持ち、吉備の中でも独自の文化を築いていたことを多くの人に知ってもらえれば」と話している。

 午前10時~午後5時。無料。11日午後2時から同大で新納特任教授の講演がある。
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