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真備2小1高が地元で授業再開 豪雨で被災、プレハブ校舎完成

薗小の敷地内に建てられたプレハブ校舎に登校する川辺小児童=9日午前8時15分

 西日本豪雨で浸水被害に遭った倉敷市真備町地区の箭田、川辺の2小と真備陵南高のプレハブ校舎が同町地区内に完成し、9日、授業がスタートした。2学期が始まってから地区外の施設に通っていた児童生徒が地元で学校生活を送るのは約3カ月ぶり。1日から地区内で授業を行っている2中学校と合わせ、被災した市立全5小中高の児童生徒の笑顔がまちに戻ってきた。

 箭田小は二万小、川辺小は薗小にプレハブ校舎を1棟ずつ整備。両小とも普通教室や職員室を配し、音楽室などの特別教室は二万、薗小の教室を共用する。真備陵南高は現校舎(3階建て)の2階以上が被災を免れたため、普通教室はこれまで通り使い、グラウンドに設けた2階建てのプレハブ1棟に職員室や特別教室を配置した。

 児童生徒はこの日、バスや自転車で元気よく登校。箭田小(児童数268人)の児童はプレハブ校舎で自分の靴箱を確かめた後、教室に入り、担任から教室の配置の説明を受けた。二万小(同92人)の児童との歓迎会もあり、両小の代表者が「一緒に勉強したり遊んだりするのが楽しみ」「友達をたくさんつくりたい」とあいさつし、校歌を披露し合った。

 箭田小6年の女子(12)は「真備に戻れてうれしい。卒業まで残り少ないので、しっかり勉強を頑張る」と話した。

 川辺小(同277人)は授業前に薗小(同239人)の体育館で全校朝礼。川辺小の本多卓郎校長が「この体育館は避難所として使われていたが、被災者の方が皆さんのために快く別の場所に移ってくれた。しっかり勉強を頑張ろう」と呼び掛けた。薗小での歓迎会は10日に行われる。

 真備中、真備東中を含む5小中高の被災した校舎は2020年3月までに改修が完了する予定。

2小の避難者ゼロに

二万、薗小の体育館に開設されていた避難所は、箭田、川辺の2小のプレハブ校舎が完成したのに伴い、8日までに避難者がゼロになった。

 倉敷市によると、二万小体育館の避難所は8日、最後の18世帯41人が退所し、仮設住宅や別の避難所に移ったという。薗小の避難所は1日からゼロになっている。市は、箭田、川辺小がプレハブ校舎での授業を始めるのを前に、学習スペース確保のため避難者に退所を依頼していた。

 同市では9日現在、8カ所の避難所(総社市への避難含む)で被災者262人が生活。うち学校の避難所は真備町地区の岡田小1校で、88人が身を寄せている。
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